テレビや新聞のニュースで仮想通貨・暗号資産やビットコインの話題があがるようになって、どのようなものか気になっている方も多いと思います。
けど、なんだか仮想通貨や暗号資産に対して怖いイメージがあるよ。
一方で仮想通貨・暗号資産に対して詐欺や怖いものといったイメージもあるのではないでしょうか。
確かに仮想通貨にはリスクもありますが、うまく運用することができれば、資産を増やせたり、おこづかいとして日々の生活を満たしてくれる可能性があります。
実際に私の両親は今60代なのですが最近、仮想通貨による投資を行なって始めており、楽しそうに話をしてくれます。
知らないことは怖いとどうしても感じてしまいます。もちろん知ったからといって無理に始める必要もありません。
まずは知ってみるところから一緒に始めてみましょう!
今回は仮想通貨・暗号資産とはそもそもどういうものか、難しい言葉は使わずに、わかりやすい言葉を用いて解説していきます。
仮想通貨・暗号資産とは?
仮想通貨・暗号資産って一体なに?
仮想通貨とはインターネット上で取引される電子データでやりとりされるデジタル上の通貨です。
別の呼び方として、暗号資産、デジタル資産とも呼ばれています。
日本の”円”、アメリカの”ドル”といった国が発行するお金と交換することができます。
ニュースなどで耳にするビットコインも仮想通貨の中の1つの種類です。
・ビットコイン
・イーサリアム
・ポルカドット
・リップル などたくさんの種類があります。
仮想通貨・暗号資産はなぜ生まれたの?
仮想通貨は、2008年にサトシ・ナカモトという人がビットコインに関する論文をインターネット上に公開したところが発端で、そこから優れた技術者によって広がりを見せていきます。
そもそもビットコインは現代の送金システムの課題を解決するために誕生しました。
今の送金システムは基本的に銀行を仲介する必要があります。銀行を仲介した取引には手数料が発生したり休日のやりとりができなかったり、不便な点もあります。
ビットコインはそうした不便な点を解決するために生み出されました。
ビットコインは社会に役に立つ技術なんだね!
仮想通貨・暗号資産の仕組みはどうなってるの?
では仮想通貨やビットコインはどのような仕組みで成り立っているのでしょうか。
円やドルのように形があるわけではなく、電子データである仮想通貨やビットコインはなぜ通貨として認識されているのでしょうか。
仮想通貨は「ブロックチェーン」という特別な仕組みによって機能しています。
ブロックチェーンとは、簡単に言うと、買ったり売ったりした取引の履歴や情報を、参加者で管理している仕組みです。
取引が行われると、その取引は「ブロック」ごとにまとめられ、承認されていきます。その承認されたブロックがひと続きの「チェーン」のように追加されていき、取引が成立していきます。これまでの取引履歴につながって登録されるのが、鎖のように見えるため「ブロックチェーン」という名前が付けられました。
特定の国や中央銀行のように中央集権的に1つの組織が管理しているのではなく、民主的に多くの人を手によって民主的に運営が行われて管理されています。
そのためデジタルだからといって不正ができないようになっているのです。
ブロックチェーンの詳しい内容は以下の記事をご覧ください。
仮想通貨やビットコインの価格はどうやって決まっている?
仮想通貨の価格は円やドルの為替のように、さまざまな要因によって変動します。
その要因の例をいくつか紹介します。
・需要と供給
例えば仮想通貨・暗号資産を欲しいと思う人が多ければ、仮想通貨・暗号資産の価格が上がっても購入してもらえるので、価格は増えていきます。
一方、欲しいと思う人が少なくなれば、価格が下がっても購入してもらえないので、どんどん金額は下落します。
・ニュースや各国の経済事情
仮想通貨の市場は値動きも大きく、世界中で起きる出来事やニュース、経済状況によって仮想通貨の価格に大きく影響があらわれることがあります。たとえば、法規制の変更や企業や国がビットコインを採用するといった情報は、市場全体に影響を及ぼし、価格変動を引き起こす場合はあります。
仮想通貨の価格に影響を及ぼす一部の要因を紹介しましたが、今もなお注目度が高く、市場の動きによって価格が大きく変わるので、日頃から仮想通貨・暗号資産・ビットコインの情報を集めていくことが重要です。
2021年9月には中米のエルサルバドルが国として初めてビットコインを法定通貨として認めました。この結果、エルサルバドル内では納税を含むすべての支払いをビットコインで行えるようになっています。
ビットコインは誰が運営している?
ここではビットコインについて書いていきます。ビットコインは特定の国や企業によって発行・管理されているわけではなく、ビットコインの関係者間で運営しています。
例えば関係者とは以下のような人を指します。
・ビットコイン開発者
・ビットコインの取引を承認する人
・新しいビットコインを掘り出す人(ここについては後日詳しく解説します)
・取引所
・サービス事業者
・エンドユーザー(私たち)
開発者などがビットコインの今後の方向性を不定期に開催されるカンファレンスにて話し合いで決めていきます。
特定の組織ではなく、開発者や関係者によってきまっていくんだね
仮想通貨・暗号資産でできること
仮想通貨・暗号資産でできることとして以下の用途があげられます。
- ・投資/投機
- ・送金
- ・決済
- ・寄付
- ・資金調達 など
仮想通貨ごとに使われている技術が異なるので、どのような目的で作られたのか、今後どのように活用されていくのかは通貨ごとに種類が存在します。
自分が投資しようと考えている通貨が今後どのように活用されるのか、期待されているのかを知ることが重要です。
仮想通貨取引の3つのメリット
仮想通貨の取引には大きく3つのメリットが考えられます。
- 価格変動が大きく、高い利益が狙える
- 数百円の少ない金額で投資が始められる
- 24時間取引が可能
やはり仮想通貨・暗号資産の魅力としてあげられるのは、株式や債券など他の投資と比較して圧倒的に価格変動が大きいところが特徴です。
例えば2016年には「1BTC(ビットコイン)=6万円」前後だったので、その時に100万円分ビットコインを買っていたと想定します。
今2024年1月は「1BTC(ビットコイン)=600万円」前後なので、約100倍伸びています。
つまり100万円が1億円になっていたのです。(これが俗に言われる「億り人」です)
とはいえ、よくわかっていないものに100万円も投資するのは正直怖いと思いますので、まずは少額から初めてみることが大切です。
仮想通貨のリスクと注意点
一方、仮想通貨取引にはリスクや注意点があるので、把握した上で取引を始めましょう。
・金額変動が大きいので、多額の投資は行わない
・ハッキングやアカウントのパスワードを忘れるなど紛失の恐れがある
・新しい分野のため法律による規制変更の可能性がある
50代・60代での仮想通貨の向き合い方
では50代・60代・シニア世代にとって仮想通貨・暗号資産とはどのように向きあうのがよいのでしょうか。
私の意見としては、保有している資産の分散投資先として利用するのが良いと考えています。
これまでご紹介したとおり、仮想通貨は価格変動が大きいからこそ稼げる可能性もありつつ、損をしてしまう可能性もあります。
しっかりと各仮想通貨のことを理解して、投資に値すると判断した上で取引を行うのが良いと思います。
50代・60代とこれまで貯めてきた大切なお金なので、短期的なトレードよりも資産を守りながら安定的な収益を追求する方が適しているのではないでしょうか。
仮想通貨取引の始め方
仮想通貨・ビットコインの取引を始めるには、取引所への登録が必要になります。
日本国内においては「coincheck」「bitflyer」が有名な取引所で、利用ユーザーも多いです。
実際に私や私の両親も「coincheck」を利用しています。
始め方に関しては後日ご紹介します。
まとめ
今回は初心者・50代や60代ではじめて仮想通貨について知ろうと思った方に向けて書きました。
私の父ももともと浪費家で母を困らせていたのですが、その分をビットコインに回せば?と言ったところがきっかけで仮想通貨取引を始めました。(その話はまた今度)
とはいえ、初めはやっぱりよくわからず怖いものだと思っていたのですが、少しずつ初めていき、今ではすっかりと慣れています。
数100円からでも始められるので、新しい技術に触れる・知識を身につけるという点でも良い経験につながるのではないかと思いました。
騙されるのはよく知らないから。そもそも自分がそれに携わっていれば、まず騙されることはありません。
ぜひ試してみることをおすすめします。