仮想通貨に興味を抱いたものの、価格が暴落して損をしてしまうのは怖いと感じますよね。
今回は仮想通貨が今後期待できるのか、将来性があるのかについて考えていきます。
60代の親が仮想通貨を始めた自分がわかりやすく説明していきます。
これから仮想通貨を始めようと悩んでいる50代や60代、高齢者の方や初心者の方にもわかりやすいように書いていきます。
▼2023年12月30日時点では1BTCに約41900USDの値がついており、2023年が始まった1月1日の約16000USDから約3倍に価値が増えている
参照:TradingView
仮想通貨(暗号資産)の見通し・将来性
仮想通貨(暗号資産)の見通しや将来性を紹介します。
仮想通貨は以下の要素によって価格が変動することがあります。
・仮想通貨の実用化が進む
・法整備が進む
・ビットコインETFの承認
・ビットコインの半減期
仮想通貨の実用化が進む
仮想通貨はデジタル通貨であり世界中で利用可能ですが、円やドルなどの法定通貨のように決済手段として利用することができる環境が多くありません。
それはまだ仮想通貨が価格が安定せず、決済手段として利用することが難しい通貨であることが原因だと考えられます。
価格が安定していないと、購入する私たちもお店側も取り扱うのが難しくなります。
そのため価格が安定して、仮想通貨が一般的に使われるようになり実用化が進むと、仮想通貨の価値が高まることが予想されます。
仮想通貨の法整備がすすむ
仮想通貨に対して法整備が整っている国はまだ多くありません。
日本は少しずつ仮想通貨に関連する法整備が進行していますが、まだ取引を促進させるような法制度が整っているわけではありません。
2017年:暗号資産の交換業者に登録制を導入(資金決済法・犯罪収益移転防止法等の改正)
2020年:呼称を仮想通貨から暗号資産に変更(資金決済法・金融商品取引法等の改正)
日本だけではなく世界で仮想通貨に関する法整備について議論がされており、これからも好き続き動向を注目していくことが重要です。
ビットコインETFの承認
ビットコインETFとはビットコインの「上場投資信託(Exchange Traded Fund)」のことです。
上場投資信託は証券取引所に上場している投資信託を指します。ビットコインETFが承認され、ビットコインが証券取引所で取引できる状態になれば、株式と同じように取引することができます。
その結果、株式を取引している投資家たちの参入が予想されるので、ビットコインに対する需要が高まる可能性があります。
ビットコインETFには大きく分けて、ビットコインの先物価格に連動する「先物型」と現物価格に連動する「現物型」があります。
「先物型」とは、ビットコイン先物に投資する上場投資信託(ETF)のことを指し、将来のビットコイン価格を約束して取引する契約のことを示します。先物型のビットコインETFは2021年10月19日に、ニューヨーク証券取引所に上場しており、その結果、一時1ビットコイン=700万円付近まで上昇するなど値動きがありました。
一方、「現物型」は、ビットコインそのもの(現物)に投資するETFを指します。2023年12月30日時点で、ビットコインの「現物」ETFは未だ承認されていないのですが、ビットコイン現物ETFが承認されれば、ビットコインを含め仮想通貨の価格は「大きく上昇する」と言われています。
ビットコインの半減期
半減期とは?
仮想通貨や暗号資産およびビットコインに興味をいただいた50代・60代の方の多くがビットコインの半減期という言葉に触れたと思います。
ビットコインには取引を記録するためにブロックチェーンの技術が使われております。取引情報を記録しているブロックを、鎖上に繋いでいくブロックチェーンを実施することを”マイニング”といいます。(詳しい技術まで理解する必要はなく、そういう技術があるんだなと考えていただければ問題ないです。)
マイニングを行い、新しいブロックを生成したユーザー(マイナーと呼びます)には報酬としてビットコインをもらうことができます。その報酬が半分になることを半減期といいます。
半減期は何のためにある?
ビットコインの半減期は、ビットコインの発行量を調整・コントロールするためにあります。ビットコインは管理している団体がないため、半減期を儲けることで発行量を調整しているのです。
ビットコインは発行量が2,100万枚とあらかじめ決まっております。そこでビットコインの半減期を設けることで、発行量を調整し、需要を上回るビットコインの発行を抑制し、インフレを防ぐ目的を果たしています。
半減期は、ビットコインの需給バランスを調整し、価格の高騰を抑えるためにあるんだね!
半減期が来るとどうなる?
これまで半減期は3回ありましたが、2回目・3回目の半減期では、半減期が過ぎた後に、最終的に価格は上昇しました。そのため今後も半減期後に価格が上がるのではないかと予想されています。
また、半減期ではビットコインの発行量が減少します。その結果、マイニングを行う人たちは手元にビットコインを残しておきたいので、市場に売りに出されるビットコインが減少すると考えられます。そのことにより、市場では、売り<買い の状態になり価格が上がると予想されています。
仮想通貨・暗号資産の将来性は?
以上のことから仮想通貨・暗号資産はまだ発展途上であり、価格変動する可能性が大きく残されています。引き続き、仮想通貨・暗号資産の動向に注目していく必要があります。
ただ仮想通貨で培われた技術はNFTやDeFiにも用いられており、世間でも話題になるなど、今後も発展が期待されます。(ここの単語についての解説は後日記事にします。)
個人的に仮想通貨・暗号資産の将来性は期待できると考えておりますが、ただの投機ではなく、社会的に役立つものとして発展していってくれるのを期待しています。
そのため、今から少しずつ投資をしながら、正しい判断ができるように勉強していこうと、私も思いました。